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【アメックス日本社長に聞く】弥生製品との連動が可能に!アメックスのビジネス・カードを中小企業が活用するメリット【入会特典もご用意】

2023.05.24

著者:弥報編集部

監修者:須藤 靖洋

近年のキャッシュレス化の流れにより、中小企業でもビジネス・カードの導入が進んでいます。法人向けのビジネス・カードは個人向けのクレジットカードとは異なり、さまざまなメリットがあります。事業に役立つものも多いため、ぜひ有効活用したいところです。

今回は2022年末に弥生製品とのAPI連携を実現した、アメリカン・エキスプレス(以下、アメックス)日本における代表者(社長)である須藤 靖洋(すどう やすひろ)さんに、アメックスのビジネス・カードを中小企業が活用するメリットなどについてお話を伺いました。


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キャッシュレス化が中小企業に与える影響

決済市場全体の流れなどについてお聞かせください。

日本におけるカードの利用率は、まだそれほど多くはない状況です。クレジットカードやキャッシュレス決済を利用する方は、全体の30%程度だといわれています。つまり70%程度の方が、いまだに現金で決済を行っているわけです。

政府は2025年にキャッシュレス決済40%を目標とする方針を掲げており、それに呼応したクレジットカード会社がキャッシュレス化を推進しています。

ただし、法人向けの決済におけるカード利用率は30%にも満たないため、弊社としてはまだまだ開拓の余地がある状況です。そのため、弊社はBtoBによりフォーカスして、お客さまの仕入れや販管費の決済におけるカード化やキャッシュレス化を推進しています。

キャッシュレス化によってカードの利用情報がすべてデータ化されますから、プロセスの簡素化やスタンダーダイゼーション(標準化)が進みDXの実現に近づける点は、企業側にとっても大きなメリットだと思います。このような理由から、今後中小企業におけるカード化やキャッシュレス化は、ますます進んでいくことが予測できます。

日本企業でクレジットカードがあまり浸透していないのは、どのような理由があるからなのでしょうか?

日本企業に、現金払いの習慣が根づいているのが理由だと思います。我々がBtoBの支払いや仕入れで加盟店を増やす際に障害となるのは、企業側にキャッシュレスの習慣がまったくないことです。

例えば「今まで銀行振込や口座振替で決済していたものを、カード化する」と言った瞬間、大半の仕入れを行っている業者が最初は懐疑的な反応を示します。しかし、実際にカードで決済すればその分のポイントも貯まり、経費節減にもつながります。BtoB決済におけるカードの導入は、ユーザー側にもメリットが多いのです。

キャッシュレス化の浸透や二次元コード決済などが、決済市場全体に与える影響についてお聞かせください。

お客さまに現金ではなく、カードや二次元コードで決済していただくキャッシュレス化が進むことは、弊社にとって非常にポジティブなことです。二次元コードの決済でも、チャージ元としてアメックスを使っていただけるチャンスが増えます。

二次元コードやデビットカードも含め、全方位的にキャッシュレス化が進むことによって、業界全体の成長が望めるため、キャッシュレス化の浸透は決済市場において非常にポジティブな効果が期待できるでしょう。

中小企業がアメックスのビジネス・カードを活用するメリット

アメックスのビジネス・カードのサービス概要を教えてください。

アメックスが提供している法人カードは、2種類あります。

1つ目がいわゆるコーポレートカードと呼ばれる、主に大手企業の社員が持っている法人カードで、もう1つはビジネス・カードというスタートアップ、中小企業のオーナーさま向けのカードです。

ビジネス・カードを導入すると、決済口座を法人名義の口座に設定できるため、公私利用の振り分けが簡単になります。そのため、利用後の経費処理をスムーズに実施できるようになるでしょう。例えば、Amazonのサーバー代、Yahoo!やGoogleの広告宣伝費の支払いをカード化することによって、経費処理の簡素化や見える化を実現できます。追加カードを活用することで、社員の仮払い処理などの手間を削減することも可能です。支払いのサイトは最大55日までなので キャッシュフローのマネジメントがしやすくなり、資金繰りに役立ちます。さらに、ビジネス・カードには多くのビジネスに役立つ特典がついているため、ご利用いただくことで、福利厚生の充実やポイントを活用した経費削減にもつながるでしょう。

アメックスのビジネス・カードが、中小企業におすすめな理由について教えてください。

アメックスではカードを利用する加盟店の情報と、我々が所持しているお客さま情報や、カードの売上情報が一気通貫された状態で管理されているメリットを活かし、コンサルティングサービスを提供しています。これは中小企業のお客さまにとって、大きなメリットといえると考えています。

他社も独自の加盟店網を使っていますが発行体が銀行であるなど、別々になっているため、情報を活用する際には両者を統合しなくてはいけません。

アメックスの場合、加盟店の情報とお客さま情報が常に同期していますから、同じような属性のお客さまのカード利用情報から「〇〇の業種のお客さまには、このようなところでカードをご利用いただいています」といった情報を提供することが可能です。こうしたコンサルティングサービスは、おそらく他のクレジットカード会社ではあまりみられないサービスといえるでしょう。

例えば、歯科医の先生に電話をして「同じ東京の歯科では、このようなところで歯科材料を仕入れていますよ」といった情報を提供します。これまで現金で決済していた歯科材料をカード決済に切り替えることによって、経理処理がスムーズになり、ポイントを貯めることも可能です。

法人カードを選ぶときの、ポイントを教えてください。

法人カードを選ぶときのポイントとしては、どのような特典があるのかを確認することが大切です。

例えば、アメックスのビジネス・プラチナ・カードには、コンシェルジュサービスがついています。経営者が24時間利用できる、秘書のようなサービスです。接待に使うお店や航空券、出張時のホテルを手配できるなど、あらゆるニーズに対応してくれます。そのため、秘書の雇用を検討されている経営者にとっては、アメックスのビジネス・プラチナ・カードは非常に有用だといえるでしょう。

法人カードにはさまざまな種類の特典があるので、自社のビジネスやご自身のライフスタイルに合った、最適なものを選ぶことが重要です。

経理DXが実現できる?アメックスと弥生製品の相乗効果とは

なぜ、アメックスと弥生がそれぞれのサービスをつなぐAPI連携をするに至ったのかを教えてください。

もともと弊社のお客さまから「アメックスのビジネス・カードのデータを、弥生会計ソフトと連携してほしい」というお声を多くいただいていました。また、弥生さまとお話しした際にもそのようなニーズがあるということで、お互いのユーザーニーズがうまくかみ合いAPI連携の実現に至っています。

アメックスのビジネス・カードと弥生製品の連携で、どのようなことが実現できるのかを教えてください。

カードの利用情報を弥生会計ソフトに取り込めるため、会計処理や財務諸表の作成などに大きく貢献できると考えております。これまで手動で行っていた作業を完全に自動化できるのは、お客さまにとっては大きなメリットです。

またAPI連携によって、セキュリティ上の問題も完全にクリアできます。お客さまが安心して弥生会計ソフトにアメックスのカード利用情報を連携させることで、よりスムーズに経費処理が行えるようになるでしょう。ぜひ、ご活用ください。

中小企業の企業成長には欠かせないDX化、キャッシュレス化に、アメックスのビジネス・カードと弥生製品の連携を具体的に役立てる方法を教えてください。

例えば、経理処理をすべてカード決済にできれば、経理担当者の業務は軽減します。経営のDX化を進めることによって、経理精算の処理をより簡素化することが可能となるのです。最終的には社員の利益にもつながりますから、ぜひ今のうちから経理処理のカード化やキャッシュレス化を進めていただければと思います。

例えばコロナ禍において、中小企業の経理担当者は、ほぼ毎日出社しなければいけなかった状況もあったと聞いています。これは、現金で支払わなくてはいけない取引先が多く存在したからでしょう。DX化が進んでいればがわざわざ会社に出社したり、銀行に行って決済の振り込みをしたりする必要もなくなります。

DX化、そしてキャッシュレス化促進のためにも、アメックスと連携した弥生会計ソフトを、経理管理に有効活用してもらえれば何よりです。

「お客さまに世界最高の顧客体験を提供したい」その思いを胸に

御社は日々どのようなビジョンやミッションの下、活動しているのでしょうか?

アメックスのビジョンは「日々、世界最高の顧客体験を提供する。」です。アメックスというとクレジットカード会社のイメージが強いと思いますが、我々はサービスを提供している会社だと自負しています。クレジットカードを通してお客さまに納得いただき、満足いただけるサービスを提供することを、全社で取り組んでいるところです。

我々が最も重要なKPIとして、すべての部門においてゴールに掲げている指標は、ネットプロモータースコア(顧客推奨度)です。私のチームはもちろん、支払いの督促をする部門ですら、ネットプロモータースコアを重視しているのが特徴です。

どのようにお客さまを満足させて、お支払いいただくかという部分について、アメックスはこだわりぬいています。全社員が同じマインドセットを持って働いていることが、我々の一番の強みといえるでしょう。

例えばコールセンターのWebページでは、電話が終った後、すべてのお客さまにアンケートをとって週単位で確認しています。また営業部門においては、カードを販売した際、すべてのお客さまのネットプロモータースコアをチェックしている状況です。

このように、お客さまとのすべての接点におけるネットプロモータースコアを、360度でチェックしています。担当しているチームの上長は、プロモータースコアが低い担当者に対して指導を実施しています。

ネットプロモータースコアを導入している企業は多いと思いますが、ただお題目で挙げているだけでは意味がなく、経営側が真剣に取り組むことが重要です。ネットプロモータースコアが悪ければ、最終的に経営側の指標にも影響が出るため、我々にとっては非常に重要な指標といえます。

お客さまに本当にご満足いただかないと、高いスコアはつけてもらえません。お客さまの満足度向上を念頭において、日々それぞれのチームが業務に取り組んでいます。

弥報Online読者へ向けたご入会特典を紹介します

記事をご覧の皆さまへ、アメックスより中小企業経営者・個人事業主向けの『ビジネス・ゴールド・カード』を、ご入会特典と共にご案内します。スタイリッシュなメタル製のビジネス・ゴールド・カードは、ビジネスオーナーの皆さまの業務効率化に貢献し、ビジネスの飛躍をサポートします。

何かと煩雑な起業、開業時からお申し込みいただけ、さらに一律のご利用限度額の設定がありません。(※1)設備投資など、高額利用が必要の際にはお電話にてご相談いただけます。(※2)もちろん、ご利用分で貯まるポイント・プログラムもご用意しており、マイルへ移行させることで出張時の経費削減にも繋がります。会員専任コンサルタントが活用方法をサポート(※3)しますので、ビジネスに役立つさまざまな付帯特典をぜひご体感ください。

今回は、このページをご覧になっている弥報Online読者の皆さまに、基本会員の通常年会費36,300円(税込)が初年度無料となるご入会特典をご案内いたします。以下ページよりお申し込みできますので、この機会にぜひご検討ください。

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードのお申し込みはこちら

※1ご利用限度額は、カード利用実績、支払実績によって決まります。
※2事前承認には所定の条件を満たす必要がございます。
※3ご入会から1年間が対象のサービスです。条件によってはご希望に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。


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この記事の著者

弥報編集部

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この記事の監修者

須藤 靖洋(アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. 日本における代表者(社長))

1990年にアメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. に入社。
信用管理部門、ファイナンス、シドニーオフィスでの勤務を経て、2001年にマーケティング部に配属となり、さまざまな個人向けおよび個人事業主向けの商品開発に携わる。
2011年、「商品開発」「ブランド」「顧客エンゲージメント」を統括するマーケティングの副社長に就任。
2015年5月に個人事業主、中小企業経営者向けサービスを統括する副社長に就任し、その後2016年5月より2022年6月まで、法人事業部門 副社長 ジェネラル・マネージャーとして事業の拡大に貢献し、2017年にはアメリカン・エキスプレスのなかで顕著な活躍をした者に贈られる”Hall of Fame”を受賞。
2022年7月、個人および法人カードの発行事業を統合した新組織の発足に伴い、個人・法人の多岐にわたる部門を率いる副社長(Head of Acquisition, Account Development and Marketing)に就任。日本市場において大企業および中小企業などさまざまな法人顧客、ならびに個人顧客に対するカード会員の獲得、マーケティング、アカウントおよびパートナーの開発を統括。
2023年7月1日、日本における代表者(社長)に就任。

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