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経理愛あふれる現役経理・財務担当者3名が語る「経理はすごい、たのしい、おもしろい」【経理の日座談会】

多くの企業が決算日を迎える3月31日を、弥生では「経理の日」と定めています。本来、会社の経営にも携われるとってもすばらしい「経理」というお仕事。でも「縁の下の力持ち的な立場のため評価されづらいし、営業などと比べると地味な仕事……」と感じている経理担当者もいらっしゃるのでは?実際、弥生が525人の経理担当者に行ったアンケートでも「今の働き方に満足している」と回答したのはたったの半数です。

そこで今回「経理大好き!」な現役経理担当者3名による座談会を開催しました!テーマは「経理はすごい、たのしい、おもしろい」。仕訳のすばらしさや決算を通じて見えたおもしろさなど、経理のお仕事について目をキラキラさせて語る3名。経理の仕事に自信を失っていたり不安を感じていたりしている方も、きっと前向きな気持ちになるはずです。


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〈座談会の参加者〉

経営の根幹に関われる誇らしい仕事。それが「経理」なのです!

――経理の仕事が大好きな皆さんに単刀直入に伺います。経理のどういったところが好きなのでしょうか?

経理を始めたときに、上司から「経理・財務は仕訳に始まり仕訳に終わる」と言われたんですが、仕訳って本当にすばらしいと思います。取引内容を仕訳にすることで、会社や業務への影響、やるべき課題が見えますし。新たな事業や計画について考える際も、さまざまな取引に応じた仕訳を想定すると、財務諸表への影響はもちろんその穴や矛盾に気づいたりするんです。つくづく、会計のしくみには惚れ惚れしますよ(笑)。

たしかに、ある取引を想定したときに頭の中で仕訳を切ると、その先のイメージが膨らんでいきますよね。それと、会社の経営判断のすぐ近くで仕事ができるのは、他部署ではなかなか経験できないんじゃないかと。仕事を始める前は、経理は単純な事務作業でいわゆる花形ではない仕事だと思っていました。でも実際にやってみたら、経営に対していろんな助言やアラートを出せるんですよね。経営の根幹に関わっていける、とても誇らしい仕事なんだなと感じます。

仕訳は嘘をつかないというか、仕訳することで会社の状況がハッキリします。今月はここが大変だからこうしようとか、経営にかかわっていけるので、本当にすごいと思いますよ。問題点も浮かび上がってきますし。

あったらいけないんですけど、ごまかしや隠しごとなどもわかってしまいますからね。そこにチェックを入れて指摘していくのも、経理の役割です。また、何でそんな不正が起きるのかも考えなければなりません。ケアレスミスなのか、確信犯的なものなのか、あるいは会社に不満があってやっているのか。それらも分析したうえで、不正が起きないしくみを作る必要があります。


――おかしい取引を見つけた場合は、さんどうされているのですか?

私はまず、社長に報告します。一度でも不正が通ってしまうと、どんどん悪い方に進んでお客さんに迷惑をかけるような事態にも陥りますから、放置しないことが重要です。

今は会社にいるので自力で対処できているんですが、税理士法人にいたときは、いろんな会社のそういった問題を目にしていました。経費で落ちないものを落としてきたり、それを指摘しても「とりあえず付けといて、否認されたらそれはそれで」と言われてしまったり……。アドバイスしても修正や是正が行われないという状態は、なんとか避けたいですね。

決算を経験して経営の流れが見えてくると、経理はおもしろい!

――日々の経理業務は「単調でつまらなそう」というイメージが正直あります。皆さんは経理業務のどういった点に「たのしい、おもしろい!」と感じていますか?

職業病かもしれないんですけど、タイトな期日通りに業務を終えられると爽快感がありますね。事前に問題に気付けたり、イレギュラーに迅速な対応ができたりすると楽しいです。

税務調査で会計上の論点が発生した際、こちら側のロジックで税務署側を論破できた瞬間はとても楽しいです(笑)。それと、帳簿を付ける作業そのものが、僕にはパズルを解いていくようなイメージなんですね。だから数字がぴったり合うと、そこに喜びを感じます。社長に財務諸表などを報告して、自分の思った通りに動いてくれたときも、ある意味、経営者をコントロールできる仕事なんだなと嬉しくなりますね。

毎月集計した試算表の作成が何の問題もなく期日前に終えることができ、数字がすべて一致するとスッキリします。会社の経営に関わって、今後の予測を立てられる点も魅力ですね。私も、税務署の人に一生懸命説明して納得してもらえたときはとても嬉しいです。


――話を聞いていると、税務調査の対応はなかなか厳しいものがあるようですね?

国税の人って、結構態度が……(笑)。

一同:わかります(笑)

昔、税理士さんが「あの人たちは人間の仮面をかぶった鬼だ」と言っていました(笑)。うちの会社はまだ1人しか来たことがないし、それほどすごい人はいなかったです。複数で来ると本気度が高いとか聞きますね。

私、強烈な方に会ったことがあるんですよ!別に悪いことはしていないのに、もうコテンパンで……。矢面に立たされて大変な思いをしました。しかし、その甲斐もあって鍛えられました(笑)。


――なるほど、税務調査では大変な思いをされているのですね……

日にちが決まった瞬間から資料を集めて問題点を洗い出して、1か月は緊張状態で過ごすんですよね。悪いことは何もなくても、やっぱり準備は大切ですよね。

あと、誠実に対応するっていう心構えが基本かなとも思いますね。


――今は「経理大好き!」な皆さんですが、経理業務を始めた当初から同じ気持ちでしたか?いつごろから「経理っておもしろい!」と感じるようになったのでしょうか?

私の場合は、決算を何度か経験することで経営の流れを掴めるようになり、そこから仕事が楽しくなっていきました。経理の仕事を始めて日が浅い人だと、経理のおもしろさにまだ気付けていなかったりするかもしれませんね。

やっぱり、年間の決算を経験すると経理が楽しくなってきますね。会社全体の取引の動きがわかるのもそうですし、前年や、さらにその前とどういう流れで会社が動いているのかが見えてくるので。

私も、決算を3回くらい経験して、過去の決算と見比べられるようになったら楽しくなりました。データで比較しやすいのも、経理のおもしろいところです。

経理の仕事に対する満足度、あなたは何点?「今より目線を上げる」と世界が変わるかも

――自分の業務はちゃんと評価されているのか、そもそも評価制度がないなど不安の声を聞きます。皆さんの業務に対する満足度を教えてください。

私の満足度は「90点」です。他部署との連携が取れていて、経理としての意見もちゃんと求められていますし。現在の評価制度は自ら構築に参加したもので、経理が評価される環境の実現を目指しました。入社した当初は、管理部の評価はほぼ機能していない状態だったんですね。今は「あの子は頑張っているから」みたいな漠然とした評価はなくなっていますし、目標設定もしっかりやっています。

減点になる要素があまりないので「100点」です!たしかに、経理は営業のように定量的な評価がしやすい部署と違って、評価はしづらいと思います。だから、定性的な評価もきちんとできるようなしくみを自分で作っていきました。その制度がしっかり運用されていますし、自分に対する評価も含めて現状には満足しています。

私は「70点」で、お2人と同じく、今の評価制度は自分で提案したものです。さらに満足度を上げるためにも、日々勉強して税制改正や会計基準の変更についていかないとダメだなって。


――非常に高得点の方が多いですね!ちなみに普段の業務を行ううえで、情報収集はどのようにされていますか?

監査法人からの会報誌などを読んで、自社に該当しそうなものや税制改正のポイントを探します。あとはネット検索でしょうか。

定期的に見ているものはないんですが、新しい情報があればチェックしますね。税制改正は、財務省のホームぺージで確認しています。


――弥生が525人の経理担当者に行ったアンケートでも「今の働き方に満足している」と回答したのはたった半数だったそうです。この結果についてどう思われますか?

僕は正直、今の働き方に不満があるなら、転職したほうがいいんじゃないかと思うんですが……。どこの会社にも経理は絶対あるはずだし、今より条件が良いところも探しやすいんじゃないかと。

下田さんがおっしゃるように、転職も一つの手かなとは思います。経理は、業種を問わない強みもありますしね。でも、今すぐに社内で取れるアクションというと難しくて、頑張って、と言うくらいしかできないけど……。

個人的な印象ですが、経理っておとなしめの人が多くて、上司に不満を訴えかけるのは苦手だったりするんでしょうね。ただ「今やっていることより目線を上げてみる」と、少しマインドが変わるかもしれません。例えば、経理部の仕事がラクになったとしても、他の部署がそうじゃなかったら会社としては問題ですし。会社全体をよくするための目線を持とうという話は、社内でも日頃からしています。

業務でも、それは言えるかもしれません。経理に限らず、1つ上・2つ上の上司の仕事を見て自分なりにやってみると、高い評価を得られる気がしますね。

今回は「経理はすごい、たのしい、おもしろい」をテーマに、皆さんの実体験を交えながら貴重なお話を伺うことができました。「会計のしくみに惚れ惚れ」「経理は経営に対していろんな助言やアラートを出せる」「決算を何度か経験するとおもしろい」など、経理は経験すればするほど、その奥深さに気付けるのかもしれませんね。

本日はどうもありがとうございました!


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