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【Word活用術】Wordで作成した資料、一部分だけを印刷する【第5回】
2018.01.26
著者:上田 朋子
Wordの印刷は、文書の一部分を(3~5ページだけ、1・3・4ページをという具合に)指定して印刷することができます。
頑張って大作の資料を作った!「やったぞっ」と思って印刷したら、いくつか間違いを発見・・・。気を取り直して修正した後は(インクも紙ももったいないので)間違っているページだけ印刷したいのだけど...というときに使えます。
画面は「ファイル」で表示されるメニューの「印刷」ボタンをクリックしたところ。
※クイックアクセスツールバーなら「印刷プレビューと印刷」のワンクリックで表示されます。
(クイックアクセスツールバーについては、【Office全般】よく使う機能は固定する「クイックアクセスツールバー」を参考にしてくださいね)
この「プレビューと印刷」画面で、印刷したい場所を指定します。
(1)連続したページ(○ページから○ページ)の印刷指定は、「ページ:」の枠で、ページ番号を「-(ハイフン)」で繋ぎます。「3-5」と入力すれば、3ページから5ページが印刷対象になります。
※印刷範囲の指定は、印刷したい数字を入力すると自動的に「すべてのページを印刷」から「ユーザー指定の範囲」に変わります。
(2)連続しないページ(○ページと○ページ)を指定する場合は、ページ番号の間を「,(カンマ)」で繋ぎます。
「3,5,7」と入力すれば、3ページと5ページと7ページが印刷対象になります。また、「3,5-7」と入力すると、3ページと5から7ページが印刷できます。
ところで、ページ指定とは違うテクニックがもう一つあります。こちらは印刷したい範囲をマウスで囲む方法。ページより小さい範囲を印刷したい時に便利です。
まず編集画面で印刷範囲を囲みます。
範囲選択ができたら印刷プレビュー画面を表示し、設定の直ぐ下にある印刷範囲選択の ▼ をクリックします。
印刷範囲の選択一覧が表示されたら、「選択した部分を印刷」を選びます。
これで「印刷」ボタンを押せば、指定した範囲だけの印刷ができます。
※「選択した部分を印刷」を指定しても、プレビュー画面の表示は変化しません。でも、ちゃんと指定範囲だけが印刷されるので、ご安心を。(私は初めてこの機能を使うときには、もし全部印刷されちゃったらどうしよう...とちょっとドキドキしながら印刷ボタンを押しました)
≪おまけ≫
「選択した範囲を印刷」機能は、Wordだけでなく、ExcelやPowerPointにもあります。Excelは特に「表のこの範囲だけ印刷したい」という場面が多く。活用範囲も広いと思います。
私はExcel画面をちょくちょく選択範囲して縮小印刷し、スケジュール表に貼りつけるアナログ人間です。
この記事の著者
上田 朋子(うえだ ともこ)
株式会社システムプラザソフィア代表取締役。マイクロソフト認定トレーナーとして、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)取得講座の講師実績多数。また職業訓練校として、パソコン初心者をたった3カ月でMOS取得まで導く分かりやすい指導方法にも定評がある。弥生認定マスターインストラクター。静岡県は清水に生を受けて50有余年、清水っ子の血が騒ぐ港祭が生き甲斐。知らない土地に出掛けたら、その土地の味噌・醤油を買うのが幸せ。
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