経営者のための
「いちばん身近なビジネス情報メディア」

  • 業務効率化

業務がサクサク進む! Windowsでマスターしておきたいショートカット5選

2017.06.22

著者:飯島 範久

業務がサクサク進む! Windowsでマスターしておきたいショートカット5選

仕事の効率をアップさせるには、弥生製品やExcel、Wordといった、ソフトを使いこなすだけでは十分ではありません。OSであるWindows自体も使いこなしてこそ、真の作業効率アップが得られるのです。今回は、Windowsで役立つショートカットをご紹介しましょう。

<その他のPCスキル関連記事は【こちら】から>

Windowsのショートカットの基本

まずは、ショートカットの基本を紹介しましょう。ショートカットは、[Ctrl]や[Shift]、[Alt]、そして[Windows]と各種キーを組み合わせて使います。なかには、コピー([Ctrl]+[C])や貼り付け([Ctrl]+[V])、切り取り([Ctrl]+[X])といった、弥生やExcelなどのソフトと共通のものもありますが、Windowsのショートカットでは、[Windows]を利用したものが多くなっています。それでは、機能別にショートカットを紹介しましょう。

Windowsでのショートカットは、Windowsのロゴがプリントされたキーと組み合わせるものが多い

Windowsでのショートカットは、Windowsのロゴがプリントされたキーと組み合わせるものが多い

1.大量のウィンドウに埋もれたデスクトップを表示

いくつかソフトを起動して、ウィンドウが重なって表示されているときに、デスクトップにあるソフトやデータにアクセスしたいときがあります。このとき、マウスで一つひとつウィンドウを閉じるのはとても面倒ですが、[Windows]+[D]を押せば、一発で全てのウィンドウが閉じてデスクトップが現れます。再度 [Windows]+[D]を押せば、表示されていたウィンドウが、元の状態に戻ります。

ウィンドウで溢れかえっていても、[Windows]+[D]でウィンドウは全て隠れる
ウィンドウで溢れかえっていても、[Windows]+[D]でウィンドウは全て隠れる

2.いつでもエクスプローラーを起動

ファイル操作に欠かせないエクスプローラー(ファイル管理のためのアプリケーション)は、タスクバー(画面下部にある帯状のメニュー)やデスクトップ、スタートメニューなどからマウス操作で起動することが多いはず。しかし[Windows]+[E]を押せば、マウス操作すら不要で即起動できます。

押すたびに1つのエクスプローラーが起動するので、ファイルをコピーや移動したいときは2つ起動すれば、ドラッグ&ドロップが簡単にできます。ちなみに、ウィンドウを閉じるのは[Ctrl]+[W]です。

エクスプローラーの立ち上げはショートカットで一発
エクスプローラーの立ち上げはショートカットで一発

3.ウィンドウを切り替えて作業する

複数のソフトを起動して、作業を切り替える際、タスクバーからそのソフトのアイコンをクリックしたり、ウィンドウをクリックしたりして切り替えます。でも、画面がごちゃごちゃしていたり、ノートPCなどを使っていてマウスを使っていなかったりするときは、意外と面倒なものです。

そんなときは、[Alt]+[Tab]を押すと、起動しているウィンドウ(ソフト)が表示されます。また[Alt]を押したまま[Tab]を押すと、ウィンドウの選択が移動していきます。全てのキーを離すと、そのウィンドウがアクティブになり作業できるようになります。

また、たくさんのウィンドウが開いていると、[Tab]を押すたびに、選択が右へ移動するため、すぐ左にあるウィンドウを選択するのに一回りしなければなりません。これでは非効率です。そんなときは、[Shift]も一緒に押しましょう。そうすると、左へ選択が移動します。

開いているウィンドウ(タスク)が並んで表示され、[Alt]を押したまま、[Tab]や[Shift]+[Tab]を押して開きたいウィンドウを選択し、キーを離そう
開いているウィンドウ(タスク)が並んで表示され、[Alt]を押したまま、[Tab]や[Shift]+[Tab]を押して開きたいウィンドウを選択し、キーを離そう

実は、ウィンドウの切り替えにはもう1つ方法があります。[Windows]+[Tab]を押すと、開いているウィンドウが一覧表示され、矢印キーを押して選択することができます。

Windowsキーを使った、開いているウィンドウ(タスク)の表示方法。矢印キーで開きたいウィンドウを選択し、[Enter]を押す
Windowsキーを使った、開いているウィンドウ(タスク)の表示方法。矢印キーで開きたいウィンドウを選択し、[Enter]を押す

4.ウィンドウを端へ整列させる

Windowsでは、ウィンドウのタイトルバーを画面の上や左右にドラッグすると、画面の左右半分のサイズに自動調整されます。ウィンドウを左右に並べて作業する際にとても便利です。

この操作もマウスよりショートカットの方が素早くできます。[Windows]+[左右矢印]で、矢印の方向にウィンドウがスナップします。Windows 10の場合は、さらに[上下矢印]を押すと、1/4サイズのウィンドウになり、最大4画面を並べることができます。[Windows]+[↑]だと全画面表示、[Windows]+[↓]だとタスクバーへ収納されます。

[Windows]+[→]を押したとき、右側へスナップ。左側には並べて表示させたいウィンドウ一覧が表示される。並べない場合は[ESC]を押す
[Windows]+[→]を押したとき、右側へスナップ。左側には並べて表示させたいウィンドウ一覧が表示される。並べない場合は[ESC]を押す
[Windows]+[←]を押したときは左側へスナップ
[Windows]+[←]を押したときは左側へスナップ
上の状態からさらに[Windows]+[↑]を押すと、上側へスナップし1/4表示に。[↓]のときは、下側に1/4表示になる
上の状態からさらに[Windows]+[↑]を押すと、上側へスナップし1/4表示に。[↓]のときは、下側に1/4表示になる
スナップしていない状態で[Windows]+[↑]を押したとき、全画面表示になる
スナップしていない状態で[Windows]+[↑]を押したとき、全画面表示になる

5.仮想デスクトップをサクサク切り替える

Windows 10から実装された仮想デスクトップ。ウィンドウを切り替えるより、デスクトップを切り替えて使った方が効率良く作業できます。 まず、新規に仮想デスクトップを作成するには[Windows]+[Ctrl]+[D]を押します。作成したデスクトップは、[Windows]+[Ctrl]+[左右矢印]で、押すたびにスルスルとデスクトップが切り替わっていきます。

[Windows]+[Ctrl]+[左右矢印]で、デスクトップごと切り替える
[Windows]+[Ctrl]+[左右矢印]で、デスクトップごと切り替える

それぞれのデスクトップにソフトを起動しておき、デスクトップを切り替えることで、ソフトを切り替えて作業できます。例えば、1つはExcelを、もう1つはPowerPointを起動し、Excelで表組みやグラフを作成しつつ、プレゼンテーションにそのデータを貼り付ける、という作業がスムーズにできます。もし仮想デスクトップが不要になったら、閉じたいデスクトップに切り替えて、[Windows]+[Ctrl]+[F4]を押しましょう。


このほかにも、ノートPCからプロジェクターなどへ出力する際、外部出力へ切り替える[Windows]+[P]、Windows 10でWindows内のファイル検索やインターネット検索ができる「Cortana」機能を呼び出す、[Windows]+[S]なども便利です。

[Windows]+[S]でCortanaが開き、ファイルやインターネット上を検索可能
[Windows]+[S]でCortanaが開き、ファイルやインターネット上を検索可能

最後に、本日紹介したショートカットキーの一覧を記載しておきます。お使いのソフトのショートカットをマスターしつつ、Windowsで利用できるショートカットもマスターして、さらなる作業効率アップを図りましょう!

Windowsのショートカットキー一覧

動作ショートカットキーメモ
デスクトップ
を表示
[Windows]+[D]もう一度[Windows]+[D]
でウィンドウを再表示
エクスプローラー
を起動
[Windows]+[E]ウィンドウを閉じるのは
[Ctrl]+[W]
ウィンドウ
の切り替え
[Alt]+[Tab][Tab]を繰り返し押すことで
カーソルが右に移動。
[Shift]+[Tab]
でカーソルが左に移動
ウィンドウ
の切り替え
[Windows]+[Tab]矢印キーでカーソルを移動。
[Enter]で決定
ウィンドウ
の整列
[Windows]+[左右矢印]さらに[Windows]+[上下矢印]
で1/4サイズに
ウィンドウ
の全画面表示
[Windows]+[↑] 
ウィンドウの
タスクバーへの
収納
[Windows]+[↓] 
仮想デスクトップ
の作成
[Windows]+[Ctrl]+[D]閉じる場合は
[Windows]+[Ctrl]+[F4]
仮想デスクトップ
の切り替え
[Windows]+[Ctrl]+[左右矢印] 
外部出力ヘの
切り替え
[Windows]+[P] 
Cortana機能の
呼び出し
[Windows]+[S]

この記事の著者

飯島 範久(いいじま のりひさ)

フリーの編集・ライター。1992年にアスキー(現KADOKAWA)へ入社し『DOS/V ISSUE』や『インターネットアスキー』『週刊アスキー』などの編集に携わる。2015年に23年務めた会社を辞めフリーとして活動開始。PCやスマホはもちろん、ガジェット好きで各種媒体に執筆している。

資金調達ナビ

新しいチャレンジや安定した経営を続けていくために、資金調達は欠かせません。

「資金調達手段を探す」「資金調達を学ぶ」「創業計画をつくる」「専門家に相談」の4つのサービス・コンテンツで資金調達を成功に導く情報サイトです。

弥報Onlineでは「読者の声」を募集しています!

弥報Online編集部では、皆さまにより役立つ情報をお届けしたいという想いから「読者の声」を募集しております。

「こんな記事が読みたい!」「もっと役立つ情報がほしい!」など、ご意見・ご感想をお聞かせください。

皆さまからのご意見・ご感想は今後、弥報Onlineの改善や記事作りの参考にさせていただきますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

■「弥報Online」読者アンケート ページ

弥生のYouTubeで会計や経営、起業が学べる!

弥生の公式YouTubeチャンネルでは、スモールビジネスに携わる方たちに役立つコンテンツを配信中です。

チャンネル登録はこちら

弥報Onlineからのお知らせ

TOPへ戻る