- 業務効率化
スモールビジネスの強い味方!クラウドPOSレジ「スマレジ」で複数店舗を一括管理
2016.12.20
「生まれ育った“柏”の地元力を生かし、地域の人々が集まる場所と仕事をつくりたい」という思いから設立された、合同会社 EDGE HAUS(以下:エッジハウス)。柏市内のコミュニティカフェやコワーキングスペース、奥手賀ツーリズムなどのスポットを次々とプロデュースし、新しいコミュニティや雇用を生み出しています。
この奥手賀ツーリズムでの会計には、iPadで手軽に使えるクラウドPOSレジサービス「スマレジ」を採用。導入の決め手や、使い勝手をゼネラルスタッフの行政さんに伺いました。
目次
コスト削減のためクラウドサービスは大いに活用
エッジハウスでは、コワーキングスペース「Noblress Oblige」やコミュニティカフェ「YOL Cafe Frosch」、アウトドアフィールド「奥手賀ツーリズム」の3つの事業を運営しています。
スタッフはアルバイト・パートさんを合わせて22名。社員のほとんどが副業として参加する合同会社なので、運営や会計のコストはできるだけ少なくしたい。そこで設立当初から、クラウドを積極的に活用したいと考えていました。
「3カ所の施設の総務経理を私1人で担当していますが、勤怠管理やレジの修正がパソコン1つで行なえるのは、クラウドのメリットですね」と行政さん。
今回、クラウドサービスのPOSレジシステムを導入したのは、奥手賀ツーリズムの事業です。BBQ場にあるコーヒースタンドのほか、物販や屋内のレストランなど複数施設の営業も計画しており、メニューや商品数なども複雑です。有料プランのあるサービスの方が何かあったときにサポート面で安心だと考え、「スマレジ」を検討することにしました。
ちなみに、コワーキングスペースでは、会計は利用料や会費だけなので別のPOSレジサービスを使っています。また「YOL Cafe Frosch」では、曜日ごとに店長が変わる夜カフェを営業しており、各店長でメニューが違ったり、来店するお客さまがテーブルを移動したりすることもあり、今のところは手書き伝票で行なっています。
システムの導入は慎重に。まずはショールームで相談!
「弊社のようなスモールビジネスにとって、低コストに導入できるクラウドサービスはとてもありがたいものです。勤怠管理やBGMなどもクラウドサービスを利用しています。とはいえ、まだ新しいサービスだけに事例が少なく、使い始めてから当社の使い方に合わないといったことがあるかもしれません。
以前の勤め先でPOSシステムの入れ替えをした際、社内がひどく険悪なムードになった苦い思い出から後戻りは絶対に避けたい(笑)。そこで慎重を期すべくスマレジのショールームへ訪問して、詳しく説明を受けることにしました。実際の操作画面を見ながら最適なプランなどの相談にのってもらえるのでオススメですよ。導入の決め手は、分析の表示がわかりやすく、操作も直感的だったことですね」
規模や店舗数に応じて選べるプラン
スマレジには、無料のスタンダードプランのほか、複数店舗向け、顧客管理、在庫管理などの機能の有無によって、5つのプランがあります。奥手賀ツーリズムには、屋外のカフェと屋内のレストランの2カ所の営業を予定していたので、複数店舗で使える月額4,000円のプレミアムプランを選択しました。
ちなみに、プレミアムプランは、注文と同時に代金を支払うキャッシュオン形式向き。オーダーをとってから、あとで会計する「フードビジネス」という上位プランもあります。
「将来的にお客さまが増えてきたら、より上のプランへアップグレードするつもりです。管理画面からいつでもプラン変更できるので、まずは最低限の機能を備えたプランでスタートして、必要に応じてアップグレードするのがいいのではないでしょうか」
中古やオークションを利用して、ハードウェアのコストを削減!
「サービスは無料で始められますが、入力するためのiPadや、レシートを出力するためのプリンターなど、別途ハードウェアを揃える必要があります。とにかくコストを抑えたかったので、iPadは私物の古いWi-Fiモデルを使用。
レシートプリンターは定価では5万円以上するので、ヤフオクで中古品を1万円台で落札。Squareクレジットカードリーダーが4,980円。通信は回線を敷いていない場所での営業だったため、モバイルルーターを購入しました。レジ締めは回線を敷いた場所へ移動して作業しています」
商品登録も修正もiPadひとつですぐできる!
「メニュー数が少ないこともあり、商品の登録などの設定は、ひと晩もかかりませんでした。アルバイトやパートの方にもわかりやすいように、『コーヒー』『ソフトドリンク』『ワイン』『ビール』と、カテゴリーは細かく分けています。商品の画像を入れることもできますが、とりあえずは会計だけできればいいので、シンプルに商品名と値段だけ登録して使っています。
あとは使いながら、追加や修正が行えるのがスマレジの良いところです。商品名や値段の打ち間違いを見つけて、店頭のiPad上で修正することもあります。ユーザーインターフェースがわかりやすく、アルバイトスタッフへの説明もラクです。
また『トレーニングモード』という機能があり、それを一通りやれば誰でも覚えられます。僕が現場にいるのは、週に1日くらいなので、普段はほかのスタッフにレジ締めまでやってもらっています」
ワンクリックで売上分析を表示。経営計画に活用
「スマレジで特に気に入っているのが分析機能です。思い立ったときに、ワンクリックで売上集計などを表示できます。例えば、意外とビールよりもコーヒーの方がたくさん売れている、といったことがひと目でわかります。iPadでもPCでも売上分析などを確認できるので、ミーティングで商品点数を聞かれたりしても、すぐに調べて答えられるのは便利ですね。いずれは上位プランへアップグレードして、顧客管理やより高度な在庫管理などといった機能も活用していきたいですね」
「また、弥生会計を使っていて、スマレジと連携して売上データを取り込めるのも非常にありがたいです。弥生製品のオンライン版だけではなくデスクトップアプリに対応しているのもスマレジを選んでよかったポイントです」
<スマレジと連携できる弥生製品>
クラウドアプリ :弥生会計 オンライン / やよいの青色申告 オンライン / やよいの白色申告 オンライン
デスクトップアプリ :弥生会計 / やよいの青色申告
<参考動画>[スマレジチャンネル] スマレジと弥生シリーズの連携
<参考>弥生スマートコネクトとの連携設定をする
「スマレジは、複数店舗に対応しているので、現場にいなくても遠隔で売上状況が確認でき、バックオフィス業務の時短になります。もう少しアプリやサービスが成熟してきたら、すべての施設の会計をPOSレジで管理したいですね」
スマレジを選んだポイント
- 複数店舗を一括管理でき導入がラク
- 分析の表示がわかりやすく、操作も直感的
- 弥生会計と連携して売上データを取り込める
お話を伺った方:行政 翔平(ゆきまさ しょうへい)さま
合同会社 EDGE HAUS(エッジハウス) ゼネラルスタッフ。1983年生まれ。千葉県我孫子市在住。柏市・松戸市を中心に、ローカリゼーション社会の構築に向けて活動している。エッジハウスでは総務経理を担当。
この記事の著者
弥報編集部
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