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無料で掲載できる「Googleしごと検索」とは?メリットと使い方

2019.04.08

著者:弥報編集部

海外では2017年からサービスインしていた「Googleしごと検索(英語名称 Google for Jobs)」が2019年1月23日に日本でもサービスを開始しました。「あのGoogleが求人サービスに進出?」と早くも注目を集めています。どうやって使うの? 費用は? など気になる疑問にお答えします。

Googleの検索画面で求人情報を便利に探せるサービス

「Googleしごと検索」は、求職者から見ると、いつも使っているGoogleの検索で求人に関係するキーワードを入れれば、検索結果画面上でバイト情報や仕事情報を閲覧できるサービスです。

簡単に使い方を見てみましょう。検索画面に「秋葉原 バイト」と入力したとします。これまでは、検索結果には様々な求人サイトの情報がズラ〜っと並び、一つ一つ開いてみなければなりませんでした。

しかし、2019年1月23日以降、Googleの検索一覧の中にこんな画面が追加されました。

2019年3月1日時点での「秋葉原 バイト」の検索画面

この青いフレームがついたものが検索結果の1ページ目の中ほどに表示されます。中には検索結果の上位3つの求人情報が掲載されます。また「他 100件以上の求人情報」のリンクをクリックすると秋葉原のバイト募集情報が一覧で表示され、それぞれの詳細を見ることもできます。

2019年3月1日時点での「秋葉原 バイト」の検索の詳細画面

個々の求人サイトや企業の募集ページへアクセスしなくてよく、一覧で比較できるのでバイト探しが容易になります。

他にも、

  • 求人情報を保存できる(「お気に入り」に入れる感覚でできる)
  • 求人登録された時間がわかる
  • 条件に合った求人が新規登録されるとアラートしてくれる
  • カテゴリ(飲食、医療、教育etc…)別に検索ができる
  • 自宅からの通勤時間を自動計算してくれる
  • 口コミ情報や企業レビューが見られる

など、仕事を探している人にとって、とても便利なサービスになっています。

「Google しごと検索」求人側の2つのメリット

求職者にとってはメリットの多いサービスですが、求人する企業やお店側にはどんなメリットがあるのでしょうか?

メリット1:無料で掲載できる

自社のWebサイトをGoogleの検索対象とするのが無料なのと同様、求人情報ページを「Googleしごと検索」の表示対象とするのも無料です。

これまでGoogle上で自社の採用情報を目立たせるためには、SEOで上位に表示されるようにしたり、リスティング広告を出稿するといった手間も費用もかかる施策が必要でした。これに対して「Googleしごと検索」は多少の手間はかかりますが、無料で採用情報の一覧に自社のページを掲載できます。

メリット2:応募数アップが見込める

自社で求人募集をしているだけ、外部サービスに登録しているだけでは、そのページに直接アクセスをしてくれた人にしか求人情報を見てもらえませんでした。しかし「Googleしごと検索」に登録しておくと、様々な検索条件の結果に表示されやすくなり求職者の眼に触れる機会が増えるので、応募数のアップが見込めます。

「Googleしごと検索」を利用するには?

「Googleしごと検索」を利用する方法は、大きく分けると2つあります。

1つは自社のウェブサイトに「Googleしごと検索」用のコードを登録する方法。もう1つが「Googleしごと検索」に対応している求人サイトに登録する方法です。それぞれ簡単にご紹介していきます。

利用方法1:自社のウェブサイトに「Googleしごと検索」用のコードを登録する

自社で掲載している求人サイトにGoogleが指定したコードを入力して登録する方法です。「このサイトも検索結果に掲載してね!」という求人情報の構造化データをウェブの求人情報ページに追加することで、Google側が見つけてくれて掲載できる方法です。詳しくは、Googleの公式サイト内「求人情報」でご確認ください。

こちらは、ある程度ウェブのマークアップ知識がないと難しいので、もしも外部にサイト制作を依頼しているのであれば、担当者に「Googleしごと検索に掲載したい」と相談してみるのがよいでしょう。

利用方法2:「Googleしごと検索」に対応している求人サイトに登録する

既に求人サイトに情報を登録しており、そのサイトが「Googleしごと検索」対応していれば自動的に掲載されます。これから新たに求人広告を出したいと考えている場合は、「Googleしごと検索」にも自動的に掲載される求人サイトを選んで掲載作業を行えば、「Googleしごと検索」のための追加作業は不要です。

多数の求人サイトが「Google しごと検索」への対応と、追加費用不要を謳っていますので、上手に利用すれば従来と同じ費用で高い効果が期待できます。

実績はまだでも将来性は有望。今から対応しておきましょう!

まだ始まったばかりのサービスなので、効果や他の求人サイトへの影響は未検証ですが、求職者にとっての使いやすさは抜群。アルバイトやパートの求人は「Googleしごと検索」が主流となることも考えられます。

Googleによれば、地域を指定して求人情報を検索すると、仕事情報だけでなく、地元で受けられる効果的な職業トレーニングと教育プログラムについての情報も提示するサービスを試験運用中とのこと。これがサービスインされれば求職者の利便性はさらに高まります。

実績はまだですが将来性は有望な「Googleしごと検索」。人手不足解消の手段として、ぜひ検討してみてはどうでしょうか。

【参考サイト】

Googleしごと検索で、しごと探しをもっとスムーズに!(Google Japan Blog)

この記事の著者

弥報編集部

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