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【Excel活用術】大きな表の見出しを常に表示させる小技「ウィンドウ枠の固定」【第51回】

2022.06.03

著者:上田 朋子

大きなサイズの表で画面をスクロールすると行や列のタイトルが隠れてしまい作業効率が激オチ...そんなイライラは「ウィンドウ枠の固定」機能が解決。
この機能を使えば、行や列の表示を固定できるので、タイトルが隠れる心配がありません。

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さっそくはじめましょう

「ウィンドウ枠の固定」機能ははリボンの「表示」タブにあります。

この操作のポイントはただひとつ、「ウィンドウ枠の固定」をクリックするときのセル選択(アクティブセル)の場所だけ。というのも、Excelでは「ウィンドウ枠の固定」をクリックしたときのアクティブセルの上と左が固定されるからです。

とはいっても解りづらいですよね。そこで、下の図の様に固定したい列と行に「塗りつぶしの色」を設定しました。
アクティブセルがC4の「ウィンドウ枠の固定」機能を実行すると、塗りつぶしされている部分が固定化されます。

ウィンドウ枠の固定の操作

(1)固定しない最初のセル(図の例ではC4)をクリック
(2)リボンの「表示」タブにある「ウィンドウ枠の固定」機能をクリック
(3)「ウィンドウ枠の固定」のサブメニューが表示されるので、そのなかから「ウィンドウ枠の固定」をクリック。
これで行と列の表示が固定されました。

キーボードやマウスで画面をスクロールさせると、指定した行や列がいつも表示されていることがわかります。

表示画面の一番左の列や一番上の行を固定するなら、もっとカンタン

今表示されている画面の一番上の1行や一番左の1列を固定したいときには、それぞれ「先頭行の固定」や「先頭列の固定」をクリックします。
「先頭行」か「先頭列」のどちらかしか選べないので、両方必要なときには、「ウィンドウ枠の固定」を使ってください。

固定を解除したい場合は、「ウィンドウ枠の固定」をクリックして表示されるサブメニューに「ウィンドウ枠固定の解除」ボタンが表示されるので、そのボタンを使います(アクティブセルはどこにあってもOKです)。

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この記事の著者

上田 朋子(うえだ ともこ)

株式会社システムプラザソフィア代表取締役。マイクロソフト認定トレーナーとして、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)取得講座の講師実績多数。また職業訓練校として、パソコン初心者をたった3カ月でMOS取得まで導く分かりやすい指導方法にも定評がある。弥生認定マスターインストラクター。静岡県は清水に生を受けて50有余年、清水っ子の血が騒ぐ港祭が生き甲斐。知らない土地に出掛けたら、その土地の味噌・醤油を買うのが幸せ。

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