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現役経理担当者がぶっちゃけトーク!テレワークできてる?経理の未来は?

多くの企業が決算日を迎える331日。経理の方にとっては、業務に一区切りがつく特別な日です。弥生ではこの日を「経理の日」と定め、日本記念日協会から認定を受けています。

今回は経理の日を記念して、現役の経理担当者3名による座談会を開催しました。テーマは「テレワークや経理業務への想い・将来の展望」について。まだテレワークが未経験な方の疑問や管理部門の評価制度に対する意見など、率直に語っていただきました。思わず共感できる「経理あるある」も見逃せません。

経理もテレワークする時代に。でも、紙はどうしてる?

――中村さんはテレワークのご経験がおありで、小田さん・大西さんは未経験とのことですが、テレワークについてどうお考えですか?

子供の受験を控えて、感染予防のために2週間ほど実施しました。実際にテレワークをしてみると他の社員に声をかけられる頻度が少なくなるので業務に集中できました。通勤の時間を加味しなくていい点も良かったですね。小さなお子さんがいる家庭の場合、何かあったらすぐ迎えに行けるというメリットもあるのではないでしょうか。
デメリットは、ほかの従業員に質問や相談をしにくいこと。それとオン・オフの切り替えが難しいですね。ずっと働いているような、ずっと休んでいるような、そんな感じがあります。

私の会社でも、今後は全社員がテレワークしなければならなくなる状況が来るかもしれないから、そのときに向けて準備しようという流れになっています。既にもう1名の経理担当者は、週1回くらいのペースでテレワークを始めています。
個人的には、出勤とテレワークを半々くらいでできたらいいなというのが理想です。ただ私は1人暮らしなので、人に会える環境というのも大切だと思っています。

うちの会社では備品の支給やアプリ導入などの準備は始めていますが、実施はできていません。まだまだ紙を使った作業や個人情報の取り扱いが多いため、社内データの持ち帰りがネックです。
コロナ禍で、人々の考え方に変化が起きましたよね。テレワークはもちろん、事務所さえいらないのではないか、という話まで出てきました。そうなると働き方も変えなければならないし、当然テレワークも必要になってくるとは思います。
中村さんに質問なんですけど、テレワークをするとき、社内データの持ち帰りってどうしています?

私が持ち帰ったのはインターネットバンキングのパスワードのカードと、自分で書き溜めていたメモだけですね。書類はデータ化して、会社のファイルサーバーに保存しておきました。
でも、あとから必要になった書類も出てきて。結局出社したり、社内にいる人に準備してもらったりもしました。そういった協力がないと、難しいところはあるかもしれません。
それに、紙で出したほうが消込みなんかもしやすいんですよ。パソコンの画面で数字を見比べていると、ズレてしまうことがあるので。

それ、すごくわかります!ミスを調べるときも、紙のほうがいいですよね。ペンでチェックを入れながら消込みすると、パソコン画面の目視やエクセルに落とすより早く済みます。

私もクレジットカードなどの入金を確認する際に紙を使います。印刷して自分で見たほうが、安心できるんですよね。世の中の流れとしてたしかにペーパーレスは進めるべきですが、やっぱり紙を使ったほうがむしろ効率的っていう作業も多い気がします。

業務中の連絡はどうする?1人の作業はつらい?

テレワークのときって、個人の携帯電話に連絡が来たりするんでしょうか?

私物ではなく、会社が用意したスマホに連絡が来ます。私は総務などもやっているので、日によってはたくさん電話がかかってくるんですよね。そうなると、あっという間に時間が過ぎてしまうこともあります。
思ったより時間がかかることでいえば、質問への回答ですね。口頭なら数秒で済むのに、テレワークだとメールを返さなければならないので。

なるほど。週5日全部テレワークするのって、大変じゃないですか?

仕事より、精神的にちょっと大変だったかもしれないです。人との関わりがなくなるので、やっぱり孤独なんですよ。雑談とかも一切できないし、「今どう思われてるのかな?」といった不安を感じました。
でも今は、通常の出勤に戻っています。個人的にはテレワークを取り入れるのはアリだと思っているんですが、うちの代表が「実際に会って仕事をしたほうがいい」という考え方なんです。今回は新型コロナウイルス感染症ありきで急遽テレワークを行ったものの、本来はいろんな設備を導入して、しっかりと環境を整えてからテレワークをやるほうが効率は上がったと思います。

設備や環境は重要ですよね。私は自宅にプリンターや作業用のデスクがないので、まだちょっとテレワークは難しいなと……。環境を整えるために、テレワーク手当のようなものがあればいいけど。

経理業務に対する想いについて

――今回は「経理の日 座談会」ということで、皆さん経理業務はお好きですか?嬉しかったエピソードなどお聞かせください。

僕は文系でしたし、どちらかというと数字は苦手なほうです(笑)。新卒時もエンジニア志望で、簿記も仕訳の知識もありませんでした。配属のときに初めて、経理と総務をやるよういわれまして。
そんな状態で、しかもほぼ一人で業務をやっていたので、最初の1年はたくさんミスしましたね。でも、それで仕事を覚えたという感じです。15年続いているので、ある程度の適性はあるのかな。

うちの会社は税理士法人で、そもそも数字を扱う業界です。一応簿記の資格も持っていて、当然できるつもりで応募したんですけど、実務はやっぱり違いました。ミスも多々ありましたし、最初は毎日戦いでしたね。

私はすごく数字が得意とかではなくて、たまたま商業高校に入ったことがきっかけです。でもやってみたら、性に合っているなと。細かいことが気になるほうなので、作業も苦ではないですね。

帳簿でおかしな数字を見つけたときに「どこがおかしいんだろう?」と調べたりして、その後解決できたらスッキリします。

残高が合うのも非常に嬉しいですよね。これ、経理あるあるじゃないかな?

あるある!嬉しいです。

大変だけど仕事自体は嫌いではないですし、経理という仕事には誇りと責任をもって対応しています。

ミスをしてしまったときの気持ちの切り替え方

ちなみにミスをしたときって私は結構へこむほうなんですけど、お二人はどうやって立ち直っていますか?

僕はもう、修正できれば大丈夫だと思っている方なんで。新人のときは決算もミスしてしまい、次の年に直したりもしました。
だから謝るところは謝って、すぐに修正に取り掛かるのが良いのでは。もちろん気をつけてはいますけど、会社を潰すほどのミスってそもそもできないと思っています。

私、最初は「ミスしたら一巻の終わり」ぐらいに思っていたんです。でも人間だから間違えるし、間違え続けていくうちに「どうしても間違えることはあるんだ」と気づきました。ミスをしたら手直しして、最終的に揃うことが大事なんだなと今は感じています。

ありがとうございます。やっぱり、同じ経理の方の話を聞けるのは貴重ですね。

管理部門の評価方法に疑問あり

僕が経理という仕事に関して常々感じているのは、経理に限らず管理部門の社員は分かりやすく数字で貢献できないじゃないですか?なのでやはり、どこか営業に対する劣等感のようなものがあります。賞与の評価もだいぶ違うと思いますし、売上関連の会議に出ても話を聞いているだけになってしまうんですよ。

それ、痛いほどわかります……。私も売上の会議は、基本的に出なくていいと言われるようになりました。
何をもって評価されているのかイマイチよく分からないし、賞与も下がることもなければ、すごく上がることもない。会社に貢献したい気持ちはあるけれど「あと何をやればいいの?」と思ったりしますね。

私も、評価基準はあんまり理解していないです。それに経理って発生したものを後処理する仕事なので、何をやっているのか周囲に分かってもらいにくい業務だと感じていて。

たぶんミスなくこなすことが大前提で、明確な評価基準はないと思います。どちらかというと、加点じゃなくて減点中心の評価なのかも。

私も見られているのは、いかにミスなくやるかという点と作業にかかる時間かなと考えています。だとしてもやっぱり、評価基準は示してほしいですね。
あとは給与計算なんか特にですけど、毎月同じことをやっているように思われがちなのでは。でも、意外とイレギュラー対応が多い仕事ですよ。

ペーパーレス化やAI導入で、未来の経理はどうなる

――先程テレワークと「紙」についてのお話がありました。ペーパーレス化やAI導入なども含め、経理業務の将来についてはどう思いますか?

うちの会社の代表は「紙はなくしていこう」というタイプなので、業務はなんでもデータに残すようにしています。ただ自社はそれで良くても、お客さんに「紙がいい」と言われたらそれまでです。契約書などはもちろん、印鑑も自社の意向だけではなくせません。この先ペーパーレスを推進するのであれば、国ベースで強制力を持ってやるしかないんじゃないかなと思います。

僕がペーパーレスのカギになると感じているのは、請求書ですね。お客さんから来る請求書はもうずっと紙ですから、それを見て入力する作業になってしまう。請求書がデータ化されたら、お金まわりはかなり変わるんじゃないかと思います。
とはいっても、取引先が紙をなくさない限りは難しい。やっぱり、世の中が全体的にそういう動きにならないと。

うちはまだ、全然ペーパーレスできていません。紙前提での仕事に慣れてしまっているようなところもありますし……。それこそ「みんなペーパーレスで!」と決めてくれたら、仕方なく始めるような感じですかね。

AIについては、導入されて自動化が進むと、経理だとか管理系の業務は真っ先に矢面に立たされるのではないかと思います。例えば請求書が送られてきてそのままシステムに流れていくような形になると、「そもそも経理っていらないかも?」という可能性も出てくる。
そうなったときにどういう経理が必要とされるかというと、コンサルティングのようなことができる人なのかなと思います。最終的には、経営の助言を行うための調査や分析がメインの仕事になるのではないでしょうか。

うちは税理士法人なので、AIに関しては経理だけでなく会社レベルで非常に手強い「敵」だと怯えているようなところがあります。でもAIだって完璧ではないし、そこで取りこぼされたことをやる人間が必要になってくるのではと思います。
「機械には負けていられない、仕事を取られてたまるか!」とも思いますけど、もし経理がなくなったら別のことをやれば良いかなって。とにかくいろんなことをできるように、スキルアップなどの準備はしています。

今、お二人の話を聞いてちょっとドキッとしました(笑)。経理以外にも総務やECサイトの管理などを行っているので、私も今後も幅広く学んでいきたいですね。
ただ一方で、私は最初から会計ソフトを使って仕事をしているんですが、上司はすべて紙の時代に始めた人で「ソフトができて楽になった」とよく聞かされました。新しい技術や機能により、作業が軽減される面もあると思います。

弥生の「スマート取引取込」が出たときはザワザワしましたよ(笑)、経理の仕事はもういらなくなるんじゃないかって。でも、実際には通帳記帳の業務がとても楽になりました。今後は、経費精算ができる機能が付いたらありがたいです。

僕も請求書や領収書のデータを取り込んでそのまま仕訳するような仕組みは、効率化のためにもあったほうが良いと思っています。そこの精度が上がってくれば、もっといいですね。

経理の日は、もっと経理を好きになれる日

現役経理の皆さんが語るテレワークや経理業務への想い、いかがでしたか?共感できたり、参考になるお話も多かったのではないでしょうか。

弥生製品を使ってテレワークする方法まとめ」では、データのバックアップや共有が可能な「弥生ドライブ」や、「弥生会計 オンライン」「やよいの給与明細 オンライン」などのクラウドアプリについて紹介しています。ぜひ、日頃の経理業務に弥生製品をお役立てください。経理の日や今回の座談会をきっかけに経理という業務や、そのやりがいについて考えてみるのも良いでしょう。改めて経理の大切さに気づき、仕事をもっと好きになれるはずです。きっと周囲の人も、あなたの頑張りを見てくれていますよ!

 


以下、経理の日特設サイトでは経理にまつわるスペシャルコンテンツや対談動画などもご用意しております。ぜひご覧ください。


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