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【Word活用術】両端揃えを使って、地味に美しい文書に仕上げる【第13回】

2019.02.20

著者:上田 朋子

ワードで文書を作成したときに、各行の行末がビミョーにデコボコしていてなんだかなぁ..という経験はありませんか?
そんな時に行末をきれいに揃えるのが「両端揃え」という機能です。

「両端揃え」の位置は「ホーム」タブの「段落」グループです。
右揃えや中央揃えと同じグループに属していて、「均等割付」の隣です。見慣れているハズなのに、こんなところにあった?と思ってしまうくらい地味なボタンですが、その地味さがいい仕事をします。
両端揃えが既に有効(両端揃えがオン)になっている場合、アイコンは濃色で表示されています。

冒頭の図ように行末がデコボコになってしまった文書は「両端揃え」を使って行末をすっきり揃えます。
その際、以下に紹介するちょっとした範囲指定のコツを覚えておくと便利です。

《範囲が1つの段落だったら》
カーソルが行末のガタガタしている段落のどこかにある状態で、リボンの「段落」グループの「ホーム」タブの「両端揃え」をクリックします。
※「段落」グループにあるボタンは、段落単位で指定をするきまりになっているため、段落の中のどこかにカーソルがあれば、Wordは「この段落は○○するのね!」と解ってくれます。例えば「この段落は右寄せ」とか、「タイトル行は中央揃え」という具合。

《範囲が連続する2つの段落だったら》
2つの段落の一部分が選択した状態で、リボンの「段落」グループの「ホーム」タブの「両端揃え」をクリックします。前の段落の最後の1文字と後ろの段落の最初の1文字が選択されていれば、2つの段落が指定されたことになります。

《文書全体を指定するなら》
文書全体の選択は、行の左余白をトリプルクリック(素早く3回カチャカチャカチャッとクリック)をします。
でも、下の例のように既に右揃えや中央揃えがされている文書で文書全体の「両端揃え」をしてしまうと、せっかく設定したレイアウトが崩れてしまいます。文書全体を選択範囲にするときには、ココちょっと注意してくださいね。

《補足1》
文書の新規作成画面で両端揃えがオフになっていたら、両端揃えをオンしてから、入力すると、作成した文書は最初から行末がきれいに整います。

Word2016の新規文書画面では、両端揃えが既にオンになっていることが多いので、普段の資料作りではあまり意識することがないかもしれません。でも何かのタイミングで両端揃えがオフになってしまうこともあります。「行末がガタガタしてなんだか見栄えが悪い」と感じた時には、この《両端揃え》ボタンをちらっと確認してください。

《補足2》
図形やテキストボックスのようなオブジェクト内に入力された文字も、両端揃えが使えます。
例えば下の例のようなテキストボックスでは、テキストボックスを選択した状態か、カーソルがオブジェクト内に表示されている状態で「両端揃え」をクリックしてオンにすれば、文字列の行末が揃います。

「両端揃え」は地味な機能ですが、ワカルヒトにはワカル、美しいレイアウトの実現には欠かせない機能です。
行末がガタガタしているなぁと気になったときに、弥報Onlineに書いてあったことを思い出していただけると嬉しいです。

この記事の著者

上田 朋子(うえだ ともこ)

株式会社システムプラザソフィア代表取締役。マイクロソフト認定トレーナーとして、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)取得講座の講師実績多数。また職業訓練校として、パソコン初心者をたった3カ月でMOS取得まで導く分かりやすい指導方法にも定評がある。弥生認定マスターインストラクター。静岡県は清水に生を受けて50有余年、清水っ子の血が騒ぐ港祭が生き甲斐。知らない土地に出掛けたら、その土地の味噌・醤油を買うのが幸せ。

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