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「オンラインサポートで迷わず安心!」創業150年以上の老舗が語る、スムーズなIT導入補助金申請の成功体験

2025.06.25

著者:弥報編集部

監修者:石渡 昌宏

創業150年の歴史を誇る乾物専門店「石渡源三郎商店」。5代目代表取締役の石渡昌宏さんは、時代の変化に柔軟に対応しながら、ITツール導入による業務効率化に積極的に取り組んでいます。

石渡さんは「IT導入補助金」の存在を知り、旧バージョンの「弥生販売」から最新バージョンへの移行を決断されました。初めての申請にもかかわらず、IT導入支援事業者である株式会社ライトアップの丁寧なサポートを受け、スムーズに導入を実現されたと言います。

今回は石渡さんに、実際のサポート内容や申請を終えた感想、そして次の100年に向けた挑戦についてお話を伺いました。


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伝統をつなぎ、未来を拓く。創業150年の老舗が挑む業務改革

御社について教えてください。

石渡源三郎商店は、鎌倉・長谷に店を構える乾物専門店です。明治初年に創業して以来、缶詰やソースなどの食料品も扱ってまいりましたが、時代の流れに合わせて取り扱い商品を見直し、先代の時代に本格的な乾物専門店へと転換しました。

昨今は輸入品が多く流通していますが、当店では国産原料にこだわり、生産者の思いが詰まった安心・安全な乾物のみを取り扱っています。湘南名物のひじきや天然わかめをはじめ、全国各地から厳選した豆類や乾物を取り揃え、500〜600種類にものぼる豊富な商品を展開しています。豆類を店頭の飯台にディスプレイし、升で量り売りするスタイルも、先代のアイデアから生まれたものです。

私は5代目として伝統の販売スタイルを守りつつ、オンラインショップの開設や業務用卸の強化など、新たな販路の拡大にも取り組んでいます。また、5年ほど前に軽減税率制度への対応をきっかけに「弥生販売」を導入し、受発注や請求業務の効率化を進めてきました。

1通のDMがきっかけに。業務効率化を後押しした「IT導入補助金」とは

どうやってIT導入補助金を知りましたか?

きっかけは、弥生から郵送で届いたダイレクトメールですね。そこで初めてIT導入補助金の存在を知り、「こんな制度があるんだ」と驚いたのを覚えています。実はそれ以前から、旧バージョンの「弥生販売」を使い続けていたのですが、法令改正や最新機能への対応が必要なことを感じていて「いつかアップデートしないと」という気持ちがありました。そのようなときに、IT導入補助金を活用すれば導入費用を大幅に軽減できるとわかったことが、アップデートを決断する大きな後押しになりました。

さらに、IT導入支援事業者である株式会社ライトアップ(以下、ライトアップ社)の手厚いサポート体制もダイレクトメールを通じて知り、「これなら自分にもできそう」と思えたことも大きかったです。

申請前に感じていたIT導入補助金への印象や懸念について教えてください。

正直なところ、最初は不安しかありませんでした。もともとIT関連には詳しくなく、このような補助金制度の申請も初めてだったため「書類の準備や手続きが難しそう」「期限までに間に合うだろうか」「本当に補助金がもらえるのか」と、いろいろ心配ごとが尽きませんでした。

また、周囲に相談できる人がおらず、同業者とも補助金について話す機会はなかったので、なかなか前向きになれず、実際に申請を決断するまでに半年ほど悩みました。しかし、今では「もっと早く申請していればよかった」と思うほどです。当時は手探りの状態でしたが、思い切って一歩踏み出して本当に正解だったと実感しています。

初めてでも「不安ゼロ」。申請をスムーズに導く、プロの併走サポート

問い合わせから申請まで、実際の流れを教えてください。

まずは、オンラインでミーティング予約を申し込みしたところ、すぐにご連絡をいただきました。そこで、申請全体の流れや必要書類、事前に取得すべきアカウントなどについて説明してくださいました。

例えば、IT導入補助金を申請するにあたって、事前に登録が必要な「GビズIDプライムアカウント」というものがありました。手順を詳しくご案内いただけたので、登録作業は半日ほどで完了しました。

その後は、必要書類を手元に用意して、ライトアップ社の方とオンラインで申請手続きに進みました。実際の申請画面を共有しながら一緒に入力を進められたので、迷うことなく完了しました。

申請を終えて、手続きや費用面について感じたことはありますか?

初めての申請だったので心配な点もありましたが、実際に進めてみると想像以上にスムーズでした。業務が落ち着いているタイミングを選んだこともありますが、負担を感じることなく対応できました。

特によかったのは、ライトアップ社とのオンラインによる打ち合わせが、こちらの希望時刻に合わせて調整できたことです。

また、無理なく自分のペースで進められましたし、不慣れなパソコン作業や書類の準備も手厚いサポートのおかげでまったく迷いませんでした。費用面も、事前に「このくらいの金額で導入できますよ」と明確にお見積もりいただけたので、不安を感じることもありませんでした。

ライトアップ社のサポートについて、特に役立った点などはありますか。

やはり一番は、困った際にすぐ相談できるサポート体制があることが非常に心強かったです。申請や書類の準備で迷うことがあっても、すぐに相談でき、その都度1つ1つ丁寧に説明してくださるので不安を感じることはありませんでした。

中でも特にありがたかったのが、申請時のオンラインサポートです。実際の申請画面を共有して操作手順を教えてもらえたので、その場で申請を完了できました。もちろん入力ミスなどもなく、とても安心して進められました。私は、オンライン画面上にファイルを添付する作業も始めてでしたが、丁寧な説明で問題なく対応できました。

また、専門用語が多い補助金制度についても、噛み砕いてわかりやすく説明してくれた点も助かりました。補助金を受けられるかどうかの採択には、報告内容を加点方式で評価されるのですが、具体的に報告内容をアドバイスいただけたのは、さすがプロならではの視点だと実感しました。「こうすると加点につながりますよ」といったアドバイスももらえて、驚きました。ライトアップ社による申請サポートの採択率が高いことは、事前に調べて知っていましたが、実際にサポートを受けてみて、非常に納得がいくものでした。

申請過程において「もし採択されなかったらどうしよう」といった不安を感じなかったのは、手厚いサポートに対する安心感によるものだと思います。

もしライトアップ社のサポートがなければ、ここまでスムーズにIT導入補助金を活用するのは難しかったと思います。今後も、事業の発展につながる助成金や補助金などの制度があれば積極的に活用したいと思えるまでに至っています。

面倒な手作業と無駄なコストを解消。「弥生販売」で広がる業務の選択肢

「弥生販売」を導入したことによって得られたメリットを教えてください。

「弥生販売」を導入して最も実感しているメリットは、やはり業務全体の効率化です。以前は、帳簿管理や売上集計をすべて手作業で行っていたため、時間も手間もかかっていましたが、「弥生販売」を導入してからは作業スピードが格段にアップしました。

特に、売上や仕入の情報が一元管理できることで、販売管理にかかる時間がぐっと短縮され、空いた時間をこれまで手が回らなかった他の業務に充てられるようになったのも大きな変化です。

さらに、「弥生販売」を使うことで手作業による集計ミスや記入漏れが減り、結果としてデータの正確性と帳簿の信頼性が高まりました。

また、最新製品では、請求書をPDFデータとして取引先にメールで送信できる機能にも助けられています。件数はまだ少ないものの、月々の郵送に掛けていた手間やコストが削減できています。今後も新しい機能やサービスを活用しながら、さらなる業務改善を図っていきたいと考えています。

「弥生販売」について、特に気に入っている機能があれば教えてください。

納品書や請求書のレイアウトを、自社のスタイルに合わせて細かくカスタマイズできる点は非常に便利です。文字のサイズや配置などを自由に調整できるため、自社のイメージやお客さまのニーズによって、柔軟に対応できるのがとてもありがたいですね。

例えば、お客さまから「伝票にこの文言を入れてほしい」といったご要望を頂くことがあるのですが、以前は手書きで対応していました。「弥生販売」なら、そういった要望にもソフトで簡単に対応できるので、手間や時間が大幅に省けています。決まったフォーマットに縛られず、自社に合った帳票を作成できる柔軟性は、他の製品にはあまり見られない魅力だと感じています。

加えて、弥生製品は画面の構成や操作方法がわかりやすいので、ITに詳しくない社員でも迷わず使える点も安心材料の一つです。

変わる勇気と守る信念。次の100年に受け継ぐ経営者の想い

今後の取り組みなどがあれば、改めて教えてください。

国産乾物の品質を守りながら、さらなる販路拡大やオンライン販売の強化を図るとともに、在庫管理などの業務効率化にも取り組んでいきます。また、卸売販売の取引先も増やし、ここ鎌倉だけでなく、日本全国に良質な乾物の魅力を届けていきたいと考えています。

伝統を守りながらも、変化を恐れず新たな挑戦を重ねることで、地域に根ざした乾物屋としての役割をこれからも果たしていきたいです。

変化を恐れない秘訣は何でしょうか。

変化に対する恐れを乗り越えるには、まず「変わらなければ生き残れない」という強い意識を持つことが大切です。当店は明治初年に創業し、150年以上の歴史がありますが、その長い年月の中で、常に時代の変化に合わせて柔軟に対応してきました。変わらずに守るべきは「理念や品質へのこだわり」であり、方法や手段は時代に応じて変えていくべきだと考えています。

また、「どうにかなる」という前向きな気持ちで、まずは動いてみることも大切にしています。多少の不安があっても、ひとまず一歩を踏み出してみて、必要であれば専門家の力を借りればいい。そうした心構え一つで、行動のハードルは確実に下がると感じています。

実際、今回のIT導入補助金についても、専門家のサポートを受けたことで想像よりもスムーズに申請を進められました。

最初から自分だけで完璧を目指すのではなく、周囲の支援を柔軟に取り入れる。その姿勢こそが、変化を前向きに捉えるための秘訣だと、改めて実感しています。

IT導入補助金の利用を検討されている事業者にコメントをお願いいたします。

「IT導入補助金」と聞くと、「手続きが大変そう」「自社には関係ないのでは」と敬遠されている方も多いかもしれません。実際、私自身も最初はそうでした。しかし、実際に動き出してみると、専門家のサポートを受けながら進められるので思っていたほど難しくなく、スムーズに申請できました。ITツールを導入するコスト面のハードルを下げるだけでなく、業務の見直しや将来的な仕組み作りの機会にもつながったと感じています。

今後は、どのような事業者にとっても、IT化や業務効率化は避けて通れない課題になるかと思います。迷っている方には、ぜひ「まずは動いてみる」ことをお勧めしたいです。小さな一歩を踏みだすことが、自社の未来を切り開く大きなチャンスにつながる、私はそう信じています。

石渡源三郎商店(屋号:山源)
所在地:神奈川県鎌倉市長谷2-14-23
アクセス:江ノ電「長谷駅」下車、徒歩2分
営業時間:09:00~18:00(日曜定休)
※営業時間・定休日は変更となる場合がございます
公式Webサイト:http://www.yamagen-mame.co.jp/
オンラインストア:https://yamagen-mame.shop/

豊富な実績が安心感の証!IT導入補助金の申請はライトアップ社にお任せください

ライトアップ社は、各種補助金制度の申請をサポートしている企業です。IT導入補助金に関しても、ITツールを提供する企業(ITベンダー)と、事業者との橋渡し役として、スムーズな申請をお手伝いしています。

同社は、年間1,500件以上の「IT導入補助金」申請をサポートしています。全国の申請件数(約2.5万件)と比べても非常に多くの申請を支援しており、多くのお客さまから信頼を寄せられている証と言えるでしょう。

採択率の高さも特長です。全国平均がおよそ60%の中、ライトアップ社では約98%(2025年5月現在)という高い水準を維持しています。「手続きが難しそう」「どこから始めればいいかわからない」という方も、どうぞご安心ください。ライトアップ社は、初めての補助金申請を丁寧にサポートしてする、頼れるパートナーです。

※弥生のIT導入補助金対象製品はWebサイトをご覧ください。

ライトアップ社では、弥生製品の導入に向けた「IT導入補助金」の申請を、最初から最後まで全面的にサポートしています。申請にかかわるすべての工程を、専門スタッフが丁寧に併走しますので、「補助金申請は難しそう」「手続きが面倒」と感じている方もどうぞご安心ください。条件を満たせば、導入費用の最大80%が補助される大変お得な制度です。

また、弥生製品に限らず「せっかくならパソコンも新調したい」といった声を多く頂いたことから、現在は弥生製品とパソコンのセット販売もご用意しております。対象のパソコンであれば、購入費用の半額が補助されます。2025年10月14日(火)には、「Windows 10」のサポート終了も控えておりますので、OSの移行も見据えてご活用ください。

IT導入補助金対応パソコン一覧|弥生株式会社

IT導入補助金による弥生製品の導入に少しでもご興味のある方は、ライトアップ社による無料相談を受け付けております。「もっと詳しく話を聞いてみたい」といったご相談も可能です。事業者にとって喫緊の課題である業務効率化に加えて、法令改正やコスト削減まで一度に実現できるチャンスです。まずは、お気軽に下記のリンクからライトアップ社とのミーティングをご予約ください。

IT導入補助金|弥生株式会社


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この記事の著者

弥報編集部

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この記事の監修者

石渡 昌宏(有限会社 石渡源三郎商店 代表取締役)

明治初年の創業以来150年以上続く老舗の乾物専門店5代目。鎌倉・長谷の海岸近くに構える店舗は、地元の方々や観光客に長く親しまれている。品質にこだわった国産の豆類や海産物を扱い、その魅力や調理方法を丁寧に伝えている。現在は、店舗だけでなくオンラインショップでも、日々の食卓に寄り添う品々を届け続けている。

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