- 業務効率化
【Word活用術】Tabを便利に使おう!カンタンにできる、見出しが際立つレイアウト【第12回】
2018.05.29
著者:上田 朋子
項目毎に見出しをつけて、できるだけ解りやすく伝えたい。というのが資料づくりの鉄則のはず・・・。だけど、Wordは思うとおりのものができないから使いたくないというかた、私のまわりにもたくさんいらっしゃいますよね。
でも、コワザの使い方がちょっと解ると、Wordさんのことも、少しだけ好きになってもらえるかも・・・ということで、今回は項目見出しがさっとわかる、メリハリある文書づくりのコワザです。
下の作成例をみてください。
「棚卸」や「決算の確認」は見出し行。資料をさっと見たときにパッと目につくようにしたいと考え、Wordのスタイルで見出し1を設定してみた例です。だけど、ゼンゼン目立ってない!!
これをアンダーラインなどの基本的な機能とTabでメリハリあるレイアウトに変身させます。
作成例では、見出しの文字列(「棚卸」と「決算の確認」)は、スタイルで「見出し1」を設定してありますが、標準スタイルのままでもOKです。
列を「見出し1」に設定するには、見出しにしたい行にカーソルを置き、「ホーム」タブのスタイルから「見出し1」をクリックして選択します。
Tabを使うときにはWord画面にルーラー表示が必要です。
ルーラーが表示されていない場合は、「表示」タブで「ルーラー」のチェックを入れてください。
また編集記号も表示される設定になっていることをお奨めします。
※ルーラーの説明は第6回の記事をご確認ください。
※編集記号は第2回の記事をご確認ください。
目次
早速やってみましょう。
まず、見出しにしたい文字列「棚卸」を行単位で選択し、「ホーム」ダブの「下線」でアンダーラインを指定します。
背景色も指定するなら、そのまま続けて「塗りつぶし」も設定します。
行単位に設定しても、文字のあるところにしかアンダーラインや塗りつぶしなどの修飾はつかないけど、ここは気にしない。
次に進みます。
カーソルを「卸」の後ろにセットして、Tabキーを押します(ココが今回の最初の重要ポイント)。
タブの入力で、タブマーク「→」が表示され、下線と背景色の範囲が少し伸びます。
カーソルがタブを入力した行にあることを確認して、ルーラー上の適当なところでマウスをクリックします。
すると、ルーラー上にタブマーク「┗」が表示され、下線と背景色が「┗」の場所まで伸びます。
マウスで「┗」マークを左右にドラッグするだけで、下線と背景色が自由に伸縮します。ココだ!!という場所までドラッグしましょう。
タブをドラッグして離すとき、マウスカーソルがルーラーの枠から外れると、ルーラー上にあったタブマークは消えます。そのときにはまた、タブマークのクリックからやり直します。
ということは「このタブマーク不要!!」というときには、タブマークをルーラーの枠外まで、ドラックすればOKです。
複数の行見出しを全て同じように設定したい場合は、「ハケ」をつかいます。
おまけ
タブ使いのポイントは「カーソルがタブを効かせたい行にあること」です。そして、このカーソル位置を意識することがWordを使いこなす一番のポイントでもあります。カーソル位置を少し意識して、Wordを使っていただけると嬉しいです。
この記事の著者
上田 朋子(うえだ ともこ)
株式会社システムプラザソフィア代表取締役。マイクロソフト認定トレーナーとして、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)取得講座の講師実績多数。また職業訓練校として、パソコン初心者をたった3カ月でMOS取得まで導く分かりやすい指導方法にも定評がある。弥生認定マスターインストラクター。静岡県は清水に生を受けて50有余年、清水っ子の血が騒ぐ港祭が生き甲斐。知らない土地に出掛けたら、その土地の味噌・醤油を買うのが幸せ。
【無料】お役立ち資料がダウンロードできます
弥生では、スモールビジネス事業者の皆さまに役立つ資料を各種ご用意しております。
経理や確定申告、給与、請求業務の基礎が学べる資料や、インボイス制度や電子帳簿保存法など法令対応集、ビジネスを成功させる起業マニュアル、弥生製品がよくわかる資料など、お役立ち資料が無料でダウンロードいただけます。ぜひご活用ください!
弥生のYouTubeで会計や経営、起業が学べる!
関連記事
事業支援サービス
弥生が提供する「経営の困った」を解決するサービスです。