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すぐに資金調達したいときに「いつでもどこでも」「ネットで完結」できるりそなビジネスローン『Speed on!』

2023.05.24

著者:弥報編集部

監修者:久木﨑 雅矢

「現状の資金繰り状況を考えると今すぐ資金が必要。だけどビジネスローンは時間がかかるから……」と悩んだことはありませんか?

そんなときにおすすめしたいのがりそな銀行のビジネスローン「Speed on!」。ネットで完結、スピーディーに借入れができることが特徴です。必要な書類も少なく準備の時間もかからないため、多くの中小企業に利用されています。また、弥生の会計データを審査に活用できるという利点も。

今回は、りそな銀行コーポレートビジネス部の久木﨑 雅矢(くきさき まさや)さんに、りそなビジネスローン「Speed on!」の概要や、中小企業に対してどのような支援を行っているのかを伺いました。


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「りそな銀行」はどんな銀行?特徴を紹介

りそな銀行さまの沿革やお取引先企業の特徴などを教えてください。

合併も経てはいますが、りそな銀行は100年以上の歴史のある銀行です。お取引をいただいているお客さまの多くは個人のお客さま、もしくは中小企業のお客さまで、いわゆるリテールに特化した銀行であることが特徴だといえます。

ご担当されている業務などを教えてください。

私は、コーポレートビジネス部に所属しています。りそな銀行における、法人部門全体の商品企画を行う部署です。その中で、従来の店舗を起点とした企画とは異なる、デジタルチャネルを使ったお客さまとの接点の拡大を目標に、日々業務に取り組んでいます。

りそな銀行さまの特徴を教えてください。

りそな銀行とよく比較されるのはメガバンク(「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」)、または地方銀行でしょう。これらの銀行とりそな銀行が大きく違う点は、当行が信託業務を全国展開している点です。国内最大規模の信託併営の商業銀行グループであることは、他の金融機関と大きく異なるところでしょう。

全国にある店舗を中心にお客さまと接点を持ちながら、例えば個人向けの遺言信託から、不動産関係の業務までを、商業銀行の業務に加えてワンストップでご提供している点が特徴です。

ネットで完結!りそなのビジネスローン「Speed on!」の特徴

りそな銀行さまでは、中小企業に対してどのような支援を行っているのでしょうか。

中小企業向けのソリューションはさまざまな種類を展開していますが、デジタルチャネルでメインとなるのは法人口座のWeb申し込みとビジネスローンです。この2つがお客さまによく利用されています。

りそなビジネスローン「Speed on!」について、概要や特色などを教えてください。

りそなビジネスローン「Speed on!」は、お申し込みからご利用まで、Web上で完結できる形式で商品のご提供させていただいております。また、お客さまの事業活動(預金取引もしくは会計仕訳)のデータを基に、審査を行う点も特色となっております。

りそなビジネスローン「Speed on!」の特色
【預金取引を基にしたビジネスローンの仕組みイメージ】

出典:りそな銀行/りそなビジネスローン「Speed on!」の取り扱い開始について

従来は、お客さまにご来店いただき、相談のうえローンの手続きを行う手順が一般的でした。

しかし「Speed on!」は、これらの手間を完全に取り払うことにより、お客さまのご都合の良い時間帯にお申し込みが可能になり、ご契約の手続きもできる商品設計となっています。

当初は、りそな銀行と預金のお取引があるお客さま向けにスタートしましたが、まだりそな銀行とお取引がないお客さまにも利用していただきたいので、弥生さまにご協力いただき、会計データを使った審査がご利用いただけるようになっている点も特徴です。お客さまに会計データをアップロード(連携)していただき、そちらを基に審査を進めますのでご来店いただく必要はありません。

りそなビジネスローン「Speed on!」と弥生との連携によって、どのようなことが可能になるのでしょうか?

りそなビジネスローン「Speed on!」と弥生さまとの連携によって、お客さまが銀行の窓口に来店する必要がなくなったため、場所と時間に関わらず、すぐにビジネスローンをご利用いただけるようになりました。

弥生会計のソフトを利用しているお客さまに尋ねたところ、ご自身も業務を行われる方が多いと感じています。そのため、銀行が開いている日中は本業に多くの時間を割かれている方が多いと思います。

しかし「Speed on!」を活用すれば、そのような方でも時間や場所を気にせずにビジネスローンの手続きが可能となります。この利用しやすさは、大きなメリットといえるでしょう。

(参考)
りそなビジネスローン「Speed on!」会計データ連携

りそなビジネスローン「Speed on!」の利用条件や流れ

りそなビジネスローン「Speed on!」を利用するための条件や流れについて、簡単に解説してください。

以下、すべての条件を満たす法人のお客さま

  • 弥生会計(デスクトップ)をご利用中のお客さま
  • 法人代表者の方にお申し込み、ご契約をしていただけるお客さま
  • 当社グループ(「りそな銀行」「埼玉りそな銀行」「関西みらい銀行」「みなと銀行」)とご融資取引がないお客さま

基本的な条件は、りそな銀行と融資のお取引がないお客さまという、非常にシンプルなものです。そのうえで会計データと本人確認資料の2点をご準備いただき、アップロードしていただく必要があります。

りそなビジネスローン「Speed on!」の融資内容は、以下の通りです。

  • 融資金額:100万円以上1,000万円以下(10万円単位)
  • 融資形態:証書貸付(契約は電子契約となりますので印紙代は発生しません)
  • 融資期間:1か月以上36か月以内
  • 融資利率:年1.0~9.0%(変動金利)

お客さまがお手すきの際に、すぐに資金繰りが行えるサービスとなっています。

(参考)
りそなビジネスローン「Speed on!(スピードオン)」

前例がないスピード感で利用者のニーズに寄り添う「Speed on!」

りそなビジネスローン「Speed on!」に対する、お客さまからの反響はいかがでしょうか?

りそなビジネスローン「Speed on!」は、Web上でお申し込みいただける商品のため、りそな銀行が持つ関東圏と関西圏のいわゆる都市部の店舗網だけでなく、全国のさまざまなお客さまにご利用いただいております。

リリース当初は、Web上でお申し込みをするという性質上、30~40代ぐらいまでのお客さまのご利用が多い想定でした。しかし実際は、少し上の50〜60代のお客さまにも多くご利用いただいていることがわかりました。インターネットの普及率が高くなり、我々の想定以上のニーズが市場にあったと感じています。

また、お客さまの多くが、インターネットで検索をしている際に「Speed on!」を見つけて、その場で手続きを行うケースも多いようです。これほどのスピード感は、従来のビジネスローンの常識では考えられなかったものだと思います。

りそな銀行さまから融資を受ける際、注意点などがあれば教えてください。

融資に関する審査条件についてはお答えできませんが、お客さまが融資のお申し込みをする際には、長期のお取引になることを留意していただくとよいかと思います。そのため「Speed on!」に限らず、他の商品の利便性や店舗がある場所なども考慮したうえで、最適な方法で融資を受けることが望ましいでしょう。

従来の銀行の形にとらわれないサービスの実現をめざす「りそな銀行」

最近は、中小企業からどのような内容(目的)の融資相談を受けることが多いですか?

中小企業の場合、ご自身も事業に専念をされている社長が多いため、比較的短いスケジュールで資金が必要だというご相談がよくあります。

また、融資に必要となる資料、例えば試算表や資金繰り表などを作成した経験がない方も多いため、我々がアドバイスするケースも多いです。銀行員が代わりに資料を作成することはできませんが、できる限りサポートいたします。

その際、弥生さまにご協力いただいた会計データの連携は非常に親和性が高く、融資の相談に来られるお客さまの手続きにかかる時間を大幅に削減することが可能です。

今後、考えている支援や方針などを教えてください。

りそな銀行は店舗展開もしていますが、近年はりそなビジネスローン「Speed on!」をはじめ、Webによる口座開設や申し込みも含め、インターネットを活用した取り組みをスタートしています。今後も、事業を営むお客さまにとって、より利便性の高い取り組みを検討しており、新たなご融資の形やビジネスマッチングなどの機会を実現したいと考えています。

資金調達を検討する中小企業に向けて、メッセージをお願いします。

近年、新型コロナウイルス感染症の影響によって、お客さまの事業環境が大きく変わられているかと思います。そのため、私たちも従来の銀行のあり方にとらわれず、お客さまにお役立ていただけるようさまざまなサービスを提供していく所存です。今後、新たな取り組みをされる際には、相談先の一選択肢として、りそな銀行を加えていただければと思います。


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この記事の著者

弥報編集部

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この記事の監修者

久木﨑 雅矢(りそな銀行 コーポレートビジネス部)

2015年 入行。支店にて中堅中小企業の営業を担当。
現在は、法人の非対面分野のサービスを所管し、取引基盤拡大のため日々邁進中。

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