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約1万ユーザーが利用済み!「不用パソコン無償回収サービス」にオプションサービスが新登場

2020.12.16

著者:弥報編集部

弥生の「あんしん保守サポート」に加入しているユーザーの皆さまがお使いいただける「不用パソコン無償回収サービス」、あなたの会社ではもう利用しましたか?ついつい社内に放置してしまったパソコン問題をスッキリ無料で解決できるなんて、使わない手はありません。

既に約1万件以上の弥生ユーザーが体験したこのサービスに、オプションとして「オンサイト受託サービス」が登場しました。オフィスに出向いてパソコンの処分を行うので、実際にそのようすを確認することが可能です。より万全に情報漏えいのリスクに備えたいという、昨今のニーズを反映したサービスとなっています。

オンサイト受託サービスの車

そこで今回は不用パソコン無償回収サービスを行っているオリックス環境株式会社にうかがい、新サービスの内容などについて春日部工場長・児玉 健氏にお話をお聞きしました。いかに安全に処分が行われているか、その過程もご覧ください。

あんしん保守サポート会員は無料!「不用パソコン無償回収サービス」とは

「不用パソコン無償回収サービス」はどんなサービスか今一度教えてください。

ご依頼いただいたパソコンを回収し、オリックス環境の物流拠点である市川ストックヤード、OA・IT機器の手解体施設である春日部工場にてリユース、またはリサイクルするサービスです。パソコンのほか、モニター・キーボード・マウス・ケーブルのような周辺機器なども回収可能です。

弥生のあんしん保守サポートに加入されている方なら、無料で利用していただけます。通常は業者に依頼すると処理費用のほか運搬費などもかかりますので、とてもお得なのではないでしょうか。

春日部工場ではどのような流れで、リサイクルされるのでしょうか。

まず仕分け・計量を行ってから、作業台でパソコンをバラします。その後データ消去室にて、ハードディスクをはじめとする記憶媒体は物理破壊ないし磁気破壊を行うという流れです。

作業台でパソコンをバラしているようす
種類ごとに仕分けされます
データ消去室

物理破壊とは、穴を開けたり破砕したりする方法を指します。磁気破壊は強力な磁気を浴びせて読み取りをできなくするというもので、見た目は何も変わりません。

物理破壊のほうが処理前と処理後が分かりやすいため、お客さまからの依頼も多いです。SSDのようにチップに記憶させているものは磁気破壊ができないこともあり、オリックス環境でも物理破壊をメインに行っています。

破砕されたICチップ
破砕された部品などは最終的にどうなるのですか?

パソコンの基盤には金・銀・銅などが含まれているので、リサイクル会社で抽出され再利用されていきます。ざっくり計算すると、金はデスクトップパソコン2,000台から約100g、銀は約630gが抽出可能です。

銅はさらに含有量が多く、たった1枚の基板から100gも抽出できます。こうしてリサイクルすることも、無償でサービスを提供できる理由の一つです。

破砕された部品
利用の流れを教えてください。

弥生のあんしん保守サポートのホームページから、オリックス環境のサイトに飛んで申し込んでいただくという流れです。「PC周辺アップグレードサービス」内に不用パソコン無償回収サービス(不用PC無償回収キャンペーン)のサービスリンクがありますので、そこをクリックするとオリックス環境のサイトに遷移します。

ご利用の際は「【実際に申し込んでみた】サポート会員限定の不用パソコン無償回収キャンペーン」も併せてご参照ください。

不用パソコン無償回収サービスは、既に多くの方が利用しているそうですね。

約1万ユーザーの方、台数でいうと約1万4,000台ほどご利用いただきました。故障のほかOSなどの切り替えのタイミングでご依頼されるケースが多いかと思います。

「1回利用してみて良かったから」ということでリピートされる方もいらっしゃいますよ。お金もかかりませんし、皆さんご満足いただいているようです。

赤外線などのセキュリティ整備&徹底的な身体検査で、データの持ち出しをシャットアウト

パソコンの処分というと、情報漏えいなどが心配です。

オリックス環境では、厳重な入退室管理システムを導入しています。外部との出入り口となるすべてのシャッターに赤外線を張り、セキュリティカードをかざさずに通ると警音が鳴り響くというしくみです。

また従業員の退社時には、空港で使用しているようなハンディの金属探知機を使って身体検査を行い、手荷物もチェックしています。お客さまから依頼を受ける際にこのシステムについて説明すると、皆さん非常に安心されますね。

オリックスグループに属するオリックス環境での処分ということも、安心感につながると思います。

我々は産業廃棄物の処理の許可を埼玉県から頂いているんですが、許可を取得する際には財務内容もチェックされます。そして許可がなければ、当然処分の依頼を受けることもできません。

廃品回収のような形でパソコンを無料で引き取ったり、あるいは買い取るというような業者も見受けられますが、逆にいうと許可がないからそのような対応になるんですね。

そして多くの場合、データ消去が行われないまま海外に輸出されたりしてしまいます。企業体が見えないようなところにパソコンを渡すと、情報漏えいのリスクは非常に大きいです。

今、パソコンの処分は処理会社またはメーカーに頼むかしかないのでしょうか。

自治体によってはごみの処分場で対応しているところもありますが、主にその2パターンになるでしょう。ただしメーカーに依頼する場合、処理費が高額になるケースが多いようです。

あなたのオフィスで出張処分。「オンサイト受託サービス」がスタート

2020年7月から始まった「オンサイト受託サービス」とはどのようなサービスですか?

破砕機を搭載した特殊車両で指定場所に出向き、お客さまの立ち会いのもと記憶装置のデータ破壊を行うというサービスです。車内には物理破壊器・磁気破壊器のほかSSDシュレッダーを備えており、工場と同様の作業ができます。所要時間は台数にもよりますが、3~4時間くらいが目安です。

オンサイト車両の中
車両内にある破壊機材
車両内の監視カメラ
データ粉砕後のSSDシュレッダーの中

目の前で処分の過程をご確認いただけるのはもちろん、監視カメラを通して事務所などからようすを見ることもできます。今は一都三県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)のサービスですけれど、徐々に拡大していけたらいいですね。

価格は出張機材運搬費が100,000円から、データ消去費が1台1,500円からで、例えばパソコン30台を処分すると145,000円(税別)が目安となります。

費用は場所や作業条件によって異なるため、詳しくはお問い合わせください。

お問い合わせ先:オリックス環境株式会社 営業第一部第一チーム
IT担当 Tel:03-6777-3113

通常の回収サービスと比較して、どのようなメリットがありますか?

実際に処分しているところを見られるということです。お客さまの中にはこちらの工場に立ち会いに来られる方もいらっしゃいますが、そういう時間を作るのは大変ですよね。

また、輸送時の情報漏えいリスクを防げるというメリットもあります。運搬中に事故が起きてデータが流出するという可能性も、ゼロではありませんから。

万が一データが流出してしまうと、その損害は計り知れません。それに比べたらお得な価格で、安心を提供できるのではないでしょうか。

使わないと損!弥生のあんしん保守サポートはサービスいっぱい

あんしん保守サポートに加入していれば利用できる不用パソコン無償回収サービスは、パソコンの処分にお困りの企業にぴったりのサービスです。情報漏えいを気にすることなく、しかもお金をかけずにパソコンを処分できます。

「きちんと処分されたか確認したい」「処分のエビデンスが欲しい」という場合は、オンサイト受託サービス(別途料金)の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

あんしん保守サポートでは、不用パソコン無償回収サービスをはじめさまざまなサービスが利用可能です。弥生製品に関する困りごとだけでなく、経理業務や労務に関する相談も受け付けています。未加入の方もぜひご検討ください。

不要パソコン無償回収サービスはこちらの記事(【実際に申し込んでみた】サポート会員限定の不用パソコン無償回収キャンペーン)を参照のうえご利用ください。

この記事の著者

弥報編集部

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