Excelで数式を組んでいるときや、セルに背景色を入れたりしてるとき、「なんかぐちゃぐちゃになっちゃった、やり直したい!」と思うことありますよね。そんなとき便利な「書式のクリア」機能をご紹介します。
Wordの書式のクリアの方法はこちらの記事(【Word活用術】ぐちゃぐちゃな書式をすっきり元に戻す「書式オールクリア」【第25回】)を参考にしてください。
今回使うボタンは「ホーム」タブのかなり右のほうにある「クリア」ボタン。Wordと違ってクリックするとサブメニューが表示されます。
書式のクリアはこのサブメニューのなかにある「書式のクリア」を仕様します。

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さっそくはじめましょう
操作は簡単で、「範囲選択をしてクリックするだけ」です。そうすると、選択範囲内に設定されていた書式がクリアされます。

Excelの「クリア」ボタンは「書式だけクリア」以外にも、コメントだけ、入力したデータだけなど、いろいろクリアできるので、ぜひ試してください。

ところで、書式のクリアには「ハケ(書式のコピー/貼り付け)」でも代用できます。
「書式のコピー/貼り付け」は同じ書式設定を別の場所に適用するツール。たとえば「未入力セルの書式」をコピー/貼り付けすれば、書式をクリアしたことになります。

具体的には...
(1)全くデータを入力していないセルをクリックして
(2)「ハケ」ボタンをクリック
(この操作で、マウスカーソルの形がハケ形にかわり、クリックしたセルが点滅します。)

(3)書式をクリアしたい範囲をマウスでドラッグして囲むと罫線を含むすべての書式がクリアされます

「クリア」機能でできることのいくつかは、右クリックで表示されるショートカットメニューからも実現できます。
こんなふうにやりたいことの入り口がたくさんあるのがExcelのいいところのひとつ。いろいろな方法を試して、自分にあった使い方を見つけてください。